夫の話
今日は夫が飲み会なので、
一人で晩ごはんを食べ、家事をし、お風呂に入り、
ぼんやり夫のことを考えていました。
夫とは、高校時代からの付き合いです。
温厚で真面目で、割と無口なほうですが、
私の下らない話はちゃんと最後まで聞いてくれます。笑
そんな真面目な夫ですが、
妊活中に風俗に行っていたことをカミングアウトしてきて
夫婦間に亀裂が入ったこともありました(!)
今はもう笑い話ですが、、、
(こういうの、後々に思い出してまた腹が立ったりするのかしら!)
★☆★
私はどちらかというと
家族の中ではいじられキャラだったように思います。
父も母も姉も、よく私をネタにして親戚の間で笑いを取っていました。
がさつ、おっちょこちょい、口が大きい、可愛げがない、
足が太い、足が短い、顔が丸い、眉毛が薄い、などなど、、
そしてそんな風に言われて傷つく一方、
いじられて笑いを取って、オイシイ、みたいな複雑な気持ちもありました。
今から思うに、父も母も姉も話の種が無いから
取りあえず私をいじっとけみたいな感じだったんですかね。
そんなこんなで私もすっかり自虐ネタやら
人をいじって笑いをとったりするような高校生になっていました。
毒舌というより、
コミュニケーション能力の欠如を埋めようと必死だったんだと思います。
そんな中、夫と付き合うようになり、
デート中にいつもの自虐ネタで笑いを取ろうとしたところ
夫は本当にびっくりした顔をして
「なんでそんなこというの?
チカちゃんがそういうこと言ったら、悲しいよ。」
と これまた本当に悲しそうな顔で言うのです。
私はただ笑って欲しくて言ったつもりだったので、
その時はどんな風に反応したらいいのか分からず
戸惑ってしまいました。
夫は絶対に人をいじったりしない人ですし、
面白くなくてもいいんだよ、と言ってくれました。
とても新鮮で、
あ、いいな。と思いました。
付き合いを重ね、
同棲、結婚し、
夫と暮らしている間に
いつの間にかあまり自虐ネタを言ったり、
人をいじって笑いをとったりしなくなった自分に気づきました。
実家に帰ると、いつも母は夫の前で
この子本当にダメでしょ〜 ごめんね〜
と言うのですが、
全然そんなことないです!むしろ僕の方が甘えていますから。
と、キッパリ言ってくれるのです。
いつの間にか、実家に居心地の悪さを覚え、
夫と過ごす今の家が一番落ち着く場所になっていました。
、、、
こんな風に真面目に文章を書いていると、
当の夫が帰ってきたので
あったかいお茶でも淹れてあげようと思います。